2020年12月最新レポート 新型コロナウィルスにおける製造業へ影響




新型コロナにおいては、”過去最多の感染者数更新”というネガティブな情報がある一方で、”米国発ワクチンの登場”というポジティブな情報も飛び込んでおり、経済再開に向けて光が少しずつ差し込んでいるように思えます。
世界情勢においては、米大統領選挙は選挙人選挙を控え、まだ決定してはいないものの新政権の誕生も迫って参りました。
バイデン氏に変わる事で、米国経済動向は『先端技術に巨大投資』『経済復興が柱 コロナ対策』『クリーンエネに4年間で215兆円』等、大きな変化を見せると予想されています。
激動の時代の中で、将来を見据えて目の前の利益を稼ぐ経営のかじ取りは、とても重要になってきます。
弊社が持っている情報を共有しますので、是非参考にして頂ければと思います。

コロナ関連ニュース

新型コロナ 感染2809人・重症555人ともに最多
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000200828.html
ファイザーのワクチン、1回の投与でも効果 米当局
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08BNS0Y0A201C2000000

世界情勢ニュース

NEDO TSC調査、バイデン次期大統領で変わる米国経済動向
https://www.automation-news.jp/2020/12/52200/

コロナ関連のブログ記事

コロナ第二波に備える 「攻め」と「守り」の戦略
https://mitsudenshi.co.jp/4233/

自転車業界の動向

現在の注文状況:非常に多い
今後の注文状況:非常に多い
自転車業界との取引が始まることになりました。自転車業界は非常に忙しい業界で、その理由は欧州の自転車補助金制度によるものです。コロナに乗じて公共交通の緩和を目指している欧州で、自転車が飛ぶように売れているようです。
-関連ニュース-
仏、自転車補助金制度を拡充
https://www.afpbb.com/
欧州で自転車通勤奨励、混雑回避を模索
http://www.asahi.com/international/

制御機器業界の動向

現在の注文状況:昨年同等レベル
今後の注文状況:昨年同等レベル
昨年と同様の注文状況になり特需は終了したようです。一方で、中国の市場は非常に活性化しており、中国国内向けの需要は非常に高まってます。今後については、新型コロナワクチンの登場で世界経済が再生に向かうと考えられ、長期的な見通しは非常に明るいといえます
-関連ニュース-
中国第3四半期のGDP成長率は4.9%
https://www.jetro.go.jp/biznews/

健康機器業界の動向

現在の注文状況:大幅な減少
今後の注文状況:大幅な減少
コロナ第三波の到来で注文状況は非常に厳しい状態に陥ってきました。販売手法やチャネルによっては、好調な商品もあるようです。
-関連ニュース-
ヤーマンが一時16%高、美容健康機器好調で21年4月期業績予想を上方修正
https://kabutan.jp/news/marketnews/

建設業界の動向

現在の注文状況:減少傾向
今後の注文状況:さらなる減少傾向
注文から完成までに長い時間を要するからこそ、影響がジワジワと出始めました。今後についても非常に厳しい状況になると想定されますが、国がインフラ投資をどのくらい行うかが焦点となります。
-関連ニュース-
【地場ゼネコン特集】好決算続くも建設投資減少見込み コロナ禍への対応は
https://www.data-max.co.jp/article/39058

自動車業界の動向

自動車業界の動向
現在の注文状況:15%減少(同年前月比)
今後の注文状況:15%減少
コロナ第三波の影響を受けて、厳しい状況になると想定されています。新車が売れない→中古車が市場に溢れない→中古車が高くなる。負のスパイラルに入っているので、回復までには時間がかかると想定しています。
-関連ニュース-
「2021年、自動車業界最前線」2020年を総括し、2021年を大予測!
https://www.goo-net.com/magazine/

農機具業界の動向

農機具業界の動向
現在の注文状況:減少傾向
今後の注文状況:さらなる減少傾向
影響の少ない業界と思っていましたが、ここにきて影響が出始めました。コロナの影響で、農機具の購買意欲が落ちているようです。今後については、新型コロナにより企業は地産地消という戦略に注力。この現地化により、2020年12月から2021年第3四半期まで市場は成長すると予想されています。
-関連ニュース-
動力農業機械の市場規模、2025年に700億300万米ドル
https://www.value-press.com/

まとめ

先日取材を受け、その際に質問を受けました。『新型コロナは企業にとって機会ですか?脅威ですか?』弊社は『新型コロナは企業にとって大いなる機会』と回答しました。
良い事と悪い事は表裏一体。例えば、健康機器業界ては、販売チャネルを工夫する事によって、業績を伸ばしている企業があります。
飲食業界では、家賃の安いところに場所を構え、ウーバーイーツやWEBコンテンツを活用して、業績を伸ばしている企業がある。
自転車業界は、コロナの影響を受けた欧州の新たな補助金が追い風となって、業績を伸ばしている企業がある。
コロナをピンチと捉えていては何もできない。チャンスと捉えて、様々な事に挑戦する
そうする事でイノベーションのジレンマを飛び越えて、企業は躍進していくのだと思います。
日本の製造業の夜明けは、私たちの捉え方一つだと思います。