2020年5月レポート新型コロナウィルスにおける製造業へ影響

2020年11月最新レポート　新型コロナウィルスにおける製造業へ影響
https://mitsudenshi.co.jp/5010/
御津電子(株)は、国内３拠点・中国２拠点でモノづくりを行っている製造業です。
弊社は、制御機器・健康機器・建設・自動車と、多岐にわたる業界と取引をさせて頂いてます。
注文状況やお客様からの情報をもとに、新型コロナウィルスにおける製造業への影響をレポートします。
皆様大変な時期だと思います。是非とも参考になればと思います。

1 制御機器業界の動向
2 健康機器業界の動向
3 建設業界の動向
- 3.1 関連ニュース①
- 3.2 関連ニュース②
4 自動車業界の動向
- 4.1 関連ニュース①
- 4.2 関連ニュース②
5 まとめ

制御機器業界の動向

現在の注文状況：１０％増加（同年前月比）
今後の注文状況：１０％増加
詳細説明：
人工呼吸器や人工心肺装置などは世界的に不足し、医療機器は大幅な増産傾向にあります
そういった”医療機器”や”医療機器を作る為の自動機”には、必ず制御機器が使われており
医療機器の大幅な増産に対応するために、多くの注文が入っているようです。
弊社は制御機器の加工部品（プラスチック・金属）や組立・検査を担当し、現在は多くの注文を頂いてます。
今後についても、多くの注文残を抱え、多忙になると想定をしてます。

健康機器業界の動向

現在の注文状況：４０％減少（同年前月比）
今後の注文状況：厳しい状況が続く
詳細説明：
健康機器を購入する人の心理状態は『効果を確認してから購入』です。
その為、外出自粛が要請されている今、健康機器の効果を確認できる状態にはなく、販売状況は厳しい状態にあります。
外出自粛の要請が終了したとしても、消費者に健康機器を買う余裕などなく、今後も厳しい状態が続きます。
弊社は健康機器の組立・検査を担当し、注文は通常時に比べて４０％減少してます。
今後についても、非常に厳しい状態が続くと想定してます。

建設業界の動向

現在の注文状況：通常通り
今後の注文状況：減少が想定される
詳細説明：
ニュースにもある通り、大手ゼネコンの工事は一時中断してます。
しかしながら、建築部材については既に発注がかかっていて、その部材の製造は通常通り行われてます。
今後については、工事停止期間中に発注が止まっている為、厳しい状況が想定されます。

弊社は建築部材の組立・検査を担当し、注文は通常通りとなってます。
今後については、一時的に厳しい状態に陥ると想定しています。

自動車業界の動向

現状の注文状況：４０％減少
今後の注文状況：厳しい状況が１年以上続く
詳細説明：
ご存じの通り、TOYOTA・日産・マツダ、すべての工場がフル稼働していない状況にあります。
そして、無借金経営のTOYOTAが早い段階での１兆円融資の準備が報道され、非常に厳しい状況にあります。
緊急事態宣言が終息したとしても、実態経済に左右される自動車業界の復活は、当面先になるとの見通しです。
弊社は、自動車部品の工部品（プラスチック・金属）や組立・検査を担当し、注文は４０％減少してます。
５月末まで工場を稼働しないと決めたお客様がある事・当面自動車が販売不振に陥ることなどを考えると、
非常に厳しい状況が続くと想定してます。

まとめ

業界によって好不調の差が顕著に表れ、生命の危機や生活に密接する業界が影響が少ないように思えます。
私の知り合いの飲食店舗は売上８０％減少、ホテルに至っては売上９０％減少など、ありえない状況続いています。
新型コロナウィルスは、間違いなく終息に向かっていきます。
少しでも参考になればと思い、今後も引き続き情報発信をしてまいります。