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新型コロナウイルスは、ビジネスの環境を激変させました。
最新のテクノロジーが次々と世の中にリリースされ、『テレワークという新しい働き方』や『リモート会議という新しい顧客接点』も登場しました。
わざわざ現地に出向かなくても、仕事や打ち合わせが終わり、作業効率は大幅に向上。新型コロナウイルスはまさにゲームチェンジャーとなりました。
そんな中、岡山の中小企業でありながら
『第20回テレワーク推進賞 会長賞受賞(日本テレワーク協会主催)』
『岡山働き方改革パイオニア企業受賞(岡山労働局等主催』
『岡山県内希望就職先ランキング4位』
など、圧倒的な業績を出している石井社長と意見交換を行う中で、見えてきたことがあったのでレポートさせて頂きます。
今後激動の時代を生き残っていくために、少しでも参考になれば幸いです。
目次
株式会社WORK SMILE LABO様の会社概要
商号 | 株式会社WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ) |
---|---|
代表者 | 石井 聖博 |
創業 | 明治44年11月15日 |
資本金 | 5,300万 |
URL | https://ishiijc.co.jp/company/ |
代表取締役 石井 聖博様の経歴
ビジョンを掲げ、戦略を練り、確実に実行させることで、倒産寸前の企業を立て直された。
御津電子の人見とは、オカヤマンズを通じて交流を重ねています。
経歴:
1998年:岡山朝日高等学校を卒業
2002年:帝京大学を卒業
2005年:株式会社石井事務機センター(前身)に入社
2015年 石井聖博様が社長に就任
企業の根幹・価値観である『経営理念』を決める
『会社を運営していく上で、変えなければならないものと、変えてはならないものがある。創業から脈々と引き継がれてきた精神を経営理念に落とし込むことが大切』と語って下さった石井さん。
創業者は何を思って会社を立ち上げたのか、何を大切にして起業の運営をしてきたのか、最も大切にしている考え方は何なのか、お客様・従業員・社会に提供したい価値は何か。そういった今も昔も変わらない経営理念を作り上げ、従業員と共有する事はとても重要。
従業員や旧役員にヒアリングを重ねる事、過去の資料に目を通す事、自分自身が何をしたいか考え続ける。そういった行動を通じて見えてくるものがある。企業を運営する上で全ての根幹であるからこそ、経営者はそういった事を考え抜かなければならない。
ありたい姿や夢である『ビジョン』を描く
『経営者が人生をかけて、何を実現したいのか?全てはそこに限る』と語って下さった石井さん。
経営者がどんな夢・ビジョンを描いているのか。そこがないと何も始まらない。社会・従業員・お客様それぞれに対して、企業としてどうありたいのか?そのありたい姿をとことんまで掘り下げて、誰でもイメージできるほど描いていく必要性がある。
そうやって出来上がったビジョンに共感して、人が集まってくるし、従業員と共に目標に向かう事が出来る。社長の仕事は夢を語り、従業員たちにビジョンをイメージしてもらう事。ビジョンを徹底的に考える必要がある。”今も昔も変わらない部分”と”これから変えていく部分”をはっきりさせ、企業に脈々と引き継がれてきたものを継承しながら、ビジョンを実現していく事が重要である。
企業の置かれている『現状』を正しく理解する
『理念や理想を実現するファーストステップは現状を正しく理解する事』と語って下さった石井さん。SWOT分析や3C/4C分析、PEST分析、決定木分析等たくさんのツールがある。様々な観点から現状を分析して、自社を丸裸にしていく必要ある。
現状を様々な角度から分析し、時に専門の業者にお願いしながら、企業の置かれている現状を正しく理解していく事が重要である。
ビジョンを実現する『戦略』を描く
『ビジョンを描いただけでは、絵に描いたモチ。ビジョンを現実にする戦略戦術、ここも大切』と語って下さった石井さん。
ビジョンを実現する手段=戦略を練ることも経営者の重要な仕事。『なるほど!!そうすればビジョンが実現出来んだ』と、従業員がイメージできるまで掘り下げて考えていかなければならない。ビジョンを実現する為には様々な障壁がある。
『人財採用力をどう高めるのか』
『評価制度、給与体系はどうあるべきか』
『顧客の拡大を実現する為に何をすべきか』
『ITツールはどれが一番良いのか』
一つ一つの問いに、すべて答えを出していかなければならない。その為には、最新の情報を集めて、いろんな事を試す必要性もある。試行錯誤を繰り返し、手の切れるくらいの戦略戦術を経営者は考える必要がある。
経営方針書の重要性
『ビジョンが明確なほど、実現可能性が高まっていく。経営計画を見える化し、従業員一人一人に浸透させるためには、方針書の作成は必須となる』とかって下さった石井さん
ビジョンや戦略をより推進させるためには、方針書の作成は必須で、短くても良いから従業員にも方針書を書いてもらう必要がある。そうやって、従業員全員にビジョンとそれを実現する手段を伝えて考え続けて、社長が先頭を走っていかなければ、ビジョンを実現する事は絶対に出来ない。
より具体的な目標を立てて、より具体的に手段を考えて、決めて逆算して、将来を設計していく。そう考えると、方針書はとても重要な役割を果たしてくれます
三方良しの考え方を持つ
『会社も、従業員も、お客様も、社会も、すべてが良くなければ事業は継続しない。経営者は常に三方よしの考え方を持つべきである』と語って下さった石井さん。
三方良しの考え方のない独りよがりのお金儲けは、決して長続きしない。お客様や従業員に喜んでいただくことは商いの基本であり、そうでなければ利益を上げ続けることはできまない。組織・財務・利益の配分も、人間として何が正しいのかという本質に基づいて判断していれば、いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況にあっても、判断を誤ることはない。
最後に
経営者がやるべき仕事というのは、理念を持ち、ビジョンを描き、現状を理解し、戦略を立てて、企業をより良い方向に向かうために努力を重ねる事。だからこそ経営者は、誰にも負けない努力を通じて、常に先頭を走って、会社を良くしていかなければならない。逆に言えば、それが出来ないのであれば経営者である資格はない、そう感じました。
幸いなことに御津電子は素晴らしい仲間に囲まれています。そんな素晴らしい仲間に囲まれているからこそ、その仲間を養っていく責任がある。だったら経営陣は、とことんまで頑張らなければならないと決意させられる時間でした。石井社長、ありがとうございました。
中小製造業の経営者でしか知りえないリアルな情報を発信
【主な経歴】リクルート出身。数々の個人賞を受賞し、GMを歴任
【御津電子での実績】苦しい工場経営を1年でV字回復。技術力と人材育成を通じて、日本を代表する企業を目指している
【講演実績】
おかやまテクノロジー展(OTEX)2022 『仲間と共に歩むV字回復ストーリー』
日本金型工業会 『WEBマーケティングの力で新規開拓 ~顧客開拓に成功した事例~』
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【取材依頼】
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