【ODM】電子・電気機器の設計の事例 インフラ監視・防災用途向け 水位計


開発背景・課題・提案

本案件は、水位監視用途の水位計「水ぴぃ」の開発プロジェクトです。近年、豪雨や水害リスクの高まりにより、河川・用水路・設備内の水位をリアルタイムで監視するニーズが急速に拡大しており、安定稼働かつ低コストで導入できる水位監視装置が求められていました。

しかし、お客様側では電子設計と筐体設計が分断されており、屋外環境に対応した防水設計や量産を見据えた構造設計に課題を抱えていました。また、設計と製造を別々に進めた場合、試作と量産の間で手戻りが発生し、開発期間の長期化やコスト増加につながるリスクが懸念されていました。

そこで御津電子では、プラスチック筐体設計と組立設計を中心に、製造まで見据えた一貫開発体制を提案。屋外設置を前提とした防水構造、組立性、量産性まで考慮した設計を行い、短期間での製品化と安定した量産体制を構築しました。


設計費用

本案件では、量産を前提とした筐体・組立設計を中心に、必要最小限の開発コストで製品化を実現しています。設計段階から製造工程を考慮することで、試作や量産立ち上げ時の無駄なコスト発生を抑えています。

区分 内容/費用
設計 プラスチック筐体設計:約100万円/組立設計:約80万円(※電子基板支給)
試作 約60万円
量産準備 量産用金型(3部品):約300万円
合計 約540万円(設計〜量産立ち上げまで)

製造費用

製造費用

量産においては、筐体設計と組立工程を最適化することで、安定した品質とコストバランスを両立しています。部品構成の見直しと組立工数の削減により、継続的なコストメリットが得られる構造となっています。

内容 価格
組立費 約12,000円
部品代 約2,500円
合計 約14,500円

費用対効果

設計サービス費用対効果2

設計と製造を一体化した開発により、初期投資を約540万円に抑えながら、量産単価約14,500円を実現しました。従来の分断された開発体制と比較して、手戻りや調整コストを削減することで、トータルコストの最適化に成功しています。

また、設計段階から量産条件を考慮したことにより、試作から量産への移行がスムーズに進み、開発期間の短縮にも寄与。コスト・納期・品質のバランスが取れた製品開発を実現しました。

結果として、導入ハードルを抑えながら、安定した水位監視システムの構築が可能となり、継続的に活用できる製品へと仕上がりました。


お客様の声

「水位監視という用途上、屋外環境での耐久性と安定動作が非常に重要でしたが、設計段階から製造まで一貫して対応していただいたことで、安心して量産まで進めることができました。

特に、筐体設計と組立のバランスが非常に良く、現場での設置性やメンテナンス性まで考慮されていた点が印象的でした。コスト面でも無理のない構成となっており、実運用を見据えた非常に完成度の高い製品に仕上がったと感じています。」