【2019年度 レポート】中国でのプラスチック金型製作の現状。品質・納期・コストについて

中国のプラスチック金型製作

中国でプラスチック金型製作したけど、最悪の品質で、対応も最悪だった
プラスチック金型を作る上で、中国は日本に勝てない…』そんなイメージありませんか?

結論から言いますと、2019年現在、中国でのプラスチック金型製作は、品質・納期・コストの面で、日本と同等もしくはそれ以上です。(低コスト、高品質、短納期で対応してくれます)

プラスチック金型製作で最も重要な要素は、『寸分たがわぬ精度を出せる設備』です。
潤沢なマネーを使って、日本の最新鋭の設備を導入し、その設備で金型を作る。
今や中国のプラスチック金型は、世界の最先端を走っているといっても過言ではありません。

初めて中国で金型を作る方や、中国での金型製作に失敗した人に、是非読んで頂きたい記事です。
2か月に1回中国の工場を訪問し、中国の変化を肌で感じている私から、中国産!プラスチック金型製作の現状を紹介します。

中国の金型工場の写真

金型 メンテナンス スペース【金型を整備するスペース】
日本の工場で、工具などが散乱した工場を見た事ありませんか?
綺麗に整理整頓された金型を触るスペース。作業効率もしっかりと考えられています。

金型 保管 スペース【金型を保管するスぺース】
綺麗に整理整頓されて置かれている金型。取り出し効率を考えた金型ラックの設計されてます。

整理整頓 5S 倉庫【倉庫スペース】
5Sの徹底された倉庫。製品を入れるボックスも直角平行で整えられてます。

工場 整理整頓【工場内の写真】
整理整頓された工場内。この状態を見るだけでも信用できますよね!


この写真は、中国の工場です。日本と比較しても、一切の遜色もない、5Sが徹底されている空間ですね。


最新鋭の設備達

最新鋭設備 FUNAC S400【日本製 FANUC マシニングセンター S400】
寸法精度は1/1000。日本製のマシニングセンター。

最新鋭 日本製 SODICの高速形彫り放電加工機【日本製 SODIC AD32Ls】
24時間稼働が可能で、こちらも非常に高い精度で金属加工を行います。

最新鋭 三次元測定機【中国製 三次元測定機】
金型製作において、重要になる寸法測定機械。金型製作において、パーツごとの寸法の確認を行います。その事で、精度高い金型を製作します

研磨機【中国製 研磨機】
機材は古いですが、綺麗に整備されており、職人も育ってきています


1台1000万もするような最新鋭の設備が、何台もそろっています。


金型製作の費用・納期・品質についてQ&A

Q 金型1面の費用はいくらですか?
A 図面によって変わりますが、日本の約半分のコストです

Q なぜそんなに安いのですか?
中国人の人件費は、日本の約1/3です。その為加工コストが安くなるのです

Q 主な取引先様は
車載関係や制御機器関係が多いですね。

q お客様の反応は?
とにかく早い。私どもの金型工場は、成形工場と隣接しています。その為、金型を作って即刻試作する事が可能です。その為、そのスピードに満足して下さいます。

Q 日本に金型を送る事は?
A あります。こちらでトライを行い、金型検査承認を頂いてから、日本に金型を送ります。アメリカにも送りました。米中摩擦の中でも、中国で作るメリットがあるようです

Q 万が一金型が壊れたら?
A 私どもの金型は、全てのパーツにレーザー刻印をしています。壊れたパーツのナンバーをおっしゃって頂ければ、そのパーツを作って送ります。
もちろん、金型図面もお渡ししますので、現地で調達して頂いても問題あ有ません。

Q 精度は?
A 日本の最新鋭の設備を入れているので、1/100mmの精度を出すことが出来ます。

Q 製作実績は?
昨年1年で、約1000面を作りました。その内、50面程海外へ輸出しています

中国で金型を作る際の注意事項

様々な事を紹介してきましたが、とはいえ発注先を間違えると大変なことになります。

安心して発注出来る企業の条件を記載してますので、参考にどうぞ
1、国際基準(ISO等)に沿った経営をしている
2、大手法人(特に日系)との取引をしている
3、日系企業である。日本に関連会社がある

最後に

5年前の中国のイメージは悪かろう。高かろうでした。実査に、技術は圧倒的に日本が上でした。
しかし急速な経済発展と、潤沢な投資資金を生かして、設備投資を行い、技術は日本同じレベルとなってきました。

かつ、優秀な人材も育ちつつある中で、朝から晩まで、休みなく働きに働く。その圧倒的な情熱で素晴らしい成長曲線を描いています。

徹底された5S、最新鋭の設備、日本以上の品質・納期・コスト
日本はもはや追い抜かれた…

もちろん、任せれない工場もあります。上記に記載した注意事項はしっかりと守ってください。

最後になりますが、弊社でも中国の金型工場がございますので、お気軽にお問い合わせください
もちろん、『ISOは取得』『大手日本法人との口座は3つある』『日系企業』ですので、安心して頂けると思います。


 

人見 雄一【この記事を書いたのは】
人見 雄一(ひとみ・ゆういち)

株式会社リクルートライフスタイル(営業・営業リーダー・マネージャー)を経て、2016年御津電子株式会社に取締役として入社。プラスチック事業部の責任者を務める。
役割は営業から工場経営変わり、日々悪戦苦闘しながらも、仲間とともに工場の運営を行う。
岡山朝日高校・大阪学院大学国際学部卒。岡山市出身。1981年生。