2021年3月最新レポート 新型コロナウィルスにおける製造業へ影響


2021年3月最新レポート 新型コロナウィルスにおける製造業へ影響

世界に目を向けると「新型コロナウィルスのワクチン接種」「米国の200兆円規模の財政支出」「世界経済・景気の急回復」「急回復に伴う部材や原料の不足」といった、景気回復に向けて明るいニュースが入ってきています。
日本に目を向けると「大阪は過去最高の感染差者数」「変異種の拡大」等、景気回復には時間がかかりそうなニュースが入ってきています。

新型コロナにおける情勢はめまぐるしく変化しており、日本の製造業においても大きな影響を与え始めています。
特に、急速な景気回復に伴う材料不足は日々深刻化しており、大手メーカーでは部材確保に走っているのが現状です。

情報をいち早くキャッチし、自社の戦略に落とし込み、来るべき次の波に備える事がとても重要に思えます。
弊社が持っている情報を発信しますので、是非参考にして頂ければと思います。

世界のニュース

新型コロナ ワクチン 世界で4億人超が1回以上接種
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210412/k10012969991000.html
米 200兆円規模の経済対策が成立 コロナ感染拡大に対応
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210312/k10012911031000.html
世界経済、21年6.0%成長 IMFが見通し上方修正
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN05CSW0V00C21A4000000/

コロナ関連のブログ記事

コロナ第二波に備える 「攻め」と「守り」の戦略
https://mitsudenshi.co.jp/4233/

自転車業界の動向

自転車業界
現在の注文状況:非常に多い
今後の注文状況:非常に多い
欧州での自転車購入補助金・世界的な自転車人気に後押しを受けて、非常に忙しい状況が続いています。電車や車での通勤、ではなくて自転車で通勤する。環境面・健康面で自転車通勤は非常に注目を浴びており、需要は今後拡大すると見立てています。
-関連ニュース-
コロナ禍で空前の「自転車」人気
https://honichi.com/news/

制御機器業界の動向

制御機器業界
現在の注文状況:昨年同等レベル
今後の注文状況:増加傾向
急激な需要の回復・5G電波の設置・DX(デジタルトランスフォーメーション)の後押しを受け、忙しい状況になってきました。5G電波の到来で、あらゆるモノがインターネットにつながる時代になります。そういったらゆるモノの中に搭載される制御機器は、今後においても需要はより拡大していくと見立てています。
-関連ニュース-
【市況見通し】FA制御関連機器
https://www.automation-news.jp/

健康機器業界の動向

健康機器業界
現在の注文状況:大幅な減少
今後の注文状況:減少
新型コロナ第四波の影響を受けて、厳しい状況になってきました。健康機器は体験をして購入する傾向が強く、人の動きに比例して販売台数が変化する為、今後も厳しい状況が続くと見立てています。

建設業界の動向

建設業界
現在の注文状況:減少傾向
今後の注文状況:回復傾向
新型コロナ対策としての大規模なインフラ投資の後押しを受け、また景気の急速回復の後押しを受けて、注文が増加傾向になってきた建設業界。世界的に見て、これからもコロナ対策インフラ投資を拡大させる為、見通しが少しづつ明るくなってくると見立てています。
-関連ニュース-
日本株反発、米インフラ計画や短観設備投資を好感
https://www.bloomberg.co.jp/news/

自動車業界の動向

自動車業界
現在の注文状況:15%減少(同年前月比)
今後の注文状況:5%減少
世界に目を向けると景気は急速な回復傾向がみられています。回復傾向に合わせて自動車メーカーは在庫の積み上げも実施する事で、注文が急激に拡大しています。しかしながら、世界的に半導体や原料不足が到来しており、回復まではもう少し時間がかかりそうです。
-関連ニュース-
日経の産業景気予想、自動車業界は「雨」—半導体不足が深刻
https://response.jp/article/

農機具業界の動向

農機具業界
現在の注文状況:減少傾向
今後の注文状況:減少傾向
良くも悪くも大きな変化が見られない農機具業界。長い目で見ると世界的な食糧不足が到来するので、長期的に見て忙しくなると見立てています。

まとめ

新型コロナにおける状況は、国によって大きな違いを見せています。
超好景気で国内需要が爆発している国、コロナ終息となって景気が回復し始めている国もあれば、日本のように第三波で苦しんでいる国もあります。
どちらにしてもコロナ明けを見越して、早く準備した企業がより成長を遂げれるように思います。

新型コロナウィルスにおける製造業への影響は、日々凄まじいスピードで進化をしています。
多くの情報を集め、的確な判断を行う事がいま求められている事。日本の製造業も世界に負けず、的確な対策を打っていく時期だと思います。