目次
経営理念
私たちは、積み上げてきた技術と最新の技術を融合させた”課題解決型のものづくり”を基にして、顧客の成果の最大化に貢献し、全社員の物心両面の追求と、社会の平和と繁栄に寄与することを目的とします。
積み上げてきた技術と最新の技術の融合
私たちは、開発技術・設計技術(電子・筐体・電気)、加工技術(樹脂・金属)、検査技術などの専門技術を50年以上にわたり積み上げてきました。
この技術にAI・ロボット・画像処理などの最新技術を組み合わせることで、高品質・納期遵守・付加価値の最大化を実現します。
三方良しの経営
私たちは、顧客・社員(=会社)・社会の三方すべてが利益を得られる、トリプルウィン経営を目指しています。
これは、近江商人のいう「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方良しの考え方に基づいています。
私たちは、これら三方のうち、一方でも不利益を被るような事業や計画は一切推進しません。
ミッション
課題解決型のものづくり
当社の原点は、お客様の声を丁寧に聴き、その課題を引き出すことにあります。
単に言われたものを作る、図面通りのものを作るだけではなく、用途や目的をお聞きした上で、それを果たす最適な提案を行い、
結果として、ものづくりを通じて顧客の課題解決や商品開発を実現します。
表面的なニーズではなく、真に求められる解決策を見極め、誠心誠意取り組むことで、お客様の未来をともに築き上げます。
人の可能性は無限大
私たちは、人には限りない可能性が秘められていると信じています。
その可能性を引き出し、一人ひとりが自分らしく躍動できる環境を提供することが、御津電子の使命の一部です。
社員が生き生きと働く姿が、お客様への価値提供や社会貢献へとつながっていきます。
すべての人の幸せを実現する
私たちの究極の目的は、御津電子に関わるすべての人々が幸せになることです。
社員やその家族、お客様、そして地域や社会全体に至るまで、すべての人が安心と喜びを感じられる企業であることを目指しています。
従業員の幸せとは
御津電子は、従業員の幸せは次の5つの要素から成り立つと考えております。
健康:心身ともに健康であること
家族:家族に愛と絆があること
仲間:仲間との間に信頼とつながりがあること
目標:人生や仕事に明確な目標を持てること
お金:安心できる収入と生活基盤があること
御津電子は、これら5つの幸せを支える企業でありたいと考えております。
ビジョン
御津電子は、ものづくりを原点に個人が躍動する多角化企業を目指し、躍動する個人が日本の未来を変えると信じております。
対顧客:課題解決型のものづくりパートナー
私たちは単なる供給者ではなく、共に価値を創造する存在として、顧客と同じ目線に立ち、共にゴールを目指します。
顧客が製品を通じて成功し、その先にいるエンドユーザーの成果を最大化することが、私たちのゴールです。
対社員:自身の可能性を最大限引き出す場所
安心安全をベースとした職場環境において、成⾧の機会を積極的に提供し、社員が自己実現を達成できる場を整えます。
柔軟な働き方や努力が正当に評価される仕組みを提供することで、社員の可能性が最大限引き出される環境を届けます。
対社会:社会貢献企業
私たちは、提供するものづくりを通じて協力会社やクライアントとパートナーシップを組み、理想の社会・人生を共創することで、社会に大きく貢献します。
また、御津電子で育った「躍動する個人」たちが、ものづくりで培った力をもとに社会のさまざまな課題を解決し、新しい産業や教育、文化や地域の発展に寄与している姿を描いています。
その挑戦の輪が広がることで、社会全体が活性化し、より良い未来へとつながっていく。御津電子は、そうした個の挑戦が次々と生まれ続ける企業でありたいと考えています。
なぜ必要なのか
1,背景 – 日本では多くの企業で「言われたことをやる」という働き方が主流ですが、それでは社員の成長も社会の革新も限定的です。本当に力が発揮されるのは、社員が心から「やりたいこと」に挑戦しているときなのです。
2,御津電子が示すモデル – 御津電子では、まず社内で課長クラスまで挑戦し、管理監督者として責任を果たすことを「修練の場」と位置付けています。その先は会社が決めるのではなく、個人の意思で自分の「やりたいこと」に挑戦します。例えば、新しい事業を立ち上げたり、文化や地域に関わったり、新産業・研究・教育の分野に飛び込んだりと、次のステージで思い思いの挑戦を行うのです。
3,なぜ社会に必要か – 「やれ」と言われて行動する人よりも、自分から「やりたいこと」に挑戦する人のほうが成長は速いものです。また、心からやりたいことを行う人は、たとえ困難があってもそれを楽しみ、その姿が周囲に勇気を与えて社会を活性化させます。御津電子は、そのような「幸せな挑戦」を可能にする踏み台になりたいと考えております。
4,ビジョンのメッセージ – 御津電子で成果を上げた管理監督者は、人生をかけてやりたいことに挑戦できるのです。それがこのビジョンの核となるメッセージです。自ら経営者になることでも構いませんし、会社の経営を他の者に任せて自分のやりたいことに専念することでも構いません。心からやりたいことに全力を注げる社会こそ、個が躍動する社会です。そして、そのモデルを体現するのが「個の躍動2050」なのです。
社員一人ひとりが自らの可能性を最大限に発揮し、自由に躍動できる企業、
そして、2050年には、御津電子で躍動する個人たちが、ものづくりを原点に培った力をもとに社会のさまざまな課題を解決し、より良い未来を創り出していることを目指しております。
経営方針–顧客への約束–
⾧期的なパートナーシップの構築
私たちは、お客様との関係を一時的な取引ではなく、⾧期的なパートナーシップとして捉えています。
お客様と同じ目線で課題に向き合い、共に成⾧していくことで、お互いが利益を享受できる関係を築きます。
課題解決の提案力
私たちは、単なる受注生産に留まらず、お客様の課題やニーズを深く理解し、それを解決するための最適な提案を行います。
使用用途や目標を詳細に把握し、「こうすればもっと良くなる」という一歩先の解決策を提示することで、お客様の価値を最大化します。
信頼と品質の保証
信頼の基盤は高品質な製品とサービスにあります。
私たちは、製品のクオリティや納期に対して国際基準のISOを基軸とし、安定した品質を維持することで、顧客に安心を提供します。
また、品質基準の徹底や製造プロセスの透明性を確保し、顧客との信頼関係の最大化に努めます。
革新性のある技術と製品
私たちは、これまでに培った技術に加え、最新の技術やイノベーションを積極的に取り入れ、製品やサービスに革新性を生み出します。
効率化やコスト削減を実現すると同時に、顧客の課題解決に貢献します。
経営方針–社員への約束–
働きがいのある環境
私たちは、社員一人ひとりが自分の仕事に誇りを持ち、達成感を得られるような働きがいのある環境を提供します。
単なる作業ではなく、仕事の意義や目的を明確にし、社員が顧客や社会に貢献している実感を得られる仕組みを整えます。
成⾧の機会と支援
私たちは、社員が理想とする自分を描き、自己成⾧を追求できる環境を提供します。
社員同士の支援が活発になることで失敗を恐れずにチャレンジでき、社員が「ここでなら成⾧できる」と実感できる職場を目指します。
安定した生活基盤
私たちは、社員が安心して働き続けられるよう、公正な評価制度、適正な報酬、充実した福利厚生を整えています。
特に、家族や将来の安心を支える仕組みを重視し、社員が⾧期的に働きやすい職場を実現します。
このビジョンを実現するために、御津電子で働く全員が取り組むべきことはただ一つです。
それは、「自分を支えてくれている一番大切な人の心の声に耳を傾け、その声をもとに自身を改善し続けること」です。
なお、その「一番大切な人」は、家族や仲間、お客様、あるいは上司や部下など、人それぞれで異なるでしょう。
最も身近な人の声に真摯に耳を傾け、その声をもとに絶えず自分自身を改善していくことで、自分自身の成長につながり、相手を大切にすることにもなります。
そして、そうした姿勢の積み重ねが、やがては社会をも変えていくのです。
このKSKサイクル(傾聴・支援・改善)を回し続けることこそが、Missionである「ものづくりは幸せづくり」と Visionである「躍動する個人が日本の未来を変える」を実現する唯一の手段なのです。
経営方針– 社会への約束 –
生み出した利益を社会に還元する
私たちは、納税・寄付・災害支援・文化振興などさまざまなCSR活動を通して、生み出した利益を社会の平和と繁栄に還元する社会貢献企業であり続けます。
事業活動の社会性を保ち続ける
私たちは、事業活動において公正さと誠実さを最優先に考えます。
決して儲かるからという理由で反社会的な活動に参画いたしません。
例えば、明らかに人の人生の質が低下するような商品・サービスを仕入れることや販売すること、そういった会社との取引は一切いたしません。
さらに、反社会的な人材を採用することやそういった人材と付き合うことも同様です。
社会と共に歩むものづくり会社
私たちは、顧客の課題解決や理想の実現によって貢献し、この社会にとってなくてはならない組織体を追求します。
経営方針– 財務方針 –
生産性と品質を両立した働き方を追求する
会社で働くということは、時間をかけるということではなく、価値を作り出すことが重要です。
なるべく短い時間で集中して仕事をすることで利益率を高め、結果として社員を守ることができる会社になります。
自己資本比率9割の維持
自己資本比率を高めることで盤石な経営体制となり、結果として社員やお客様を守ることにつながります。
私たちは、自己資本比率9割を指標として、高収益な組織体制を維持します
キャッシュフロー経営
キャッシュフローとは、会社におけるお金の入りと出のことです。
さまざまな費用の支払いや税金の支払いは全てキャッシュ(現金)で行う必要がありますが、受注したからといってすぐにキャッシュが入金されるわけではありません。
キャッシュが尽きると、最悪の場合、会社は倒産してしまいます。
キャッシュが常に潤沢に会社にあることが、経営の安定につながり、お客様や社会からの信用にも直結します。
全社員は、会社のすべての負債に対して、代表取締役が連帯保証していることを理解し、その責任の重さへの敬意を忘れずに業務に取り組んでいます。
経営方針– フィロソフィー –
フィロソフィーとは、「御津電子の社員としてふさわしい5つの行動規範」のことです。
社員一人ひとりが5つのフィロソフィーを体現することを通じて、御津電子らしい文化がつくられます。
この文化そのものが、お客様・社会に伝播し、目的・目標が達成される土壌が形成されていきます。
規律
常に凡事徹底する事。
例えば、挨拶を徹底する事、社内環境に対して整理整頓する事、自分自身の身だしなみを清潔に整える事、時間を守る事などが、御津電子の社員としてふさわしい行動規範です。
挑戦
常に挑戦的な目標を掲げていること、そしてその目標に対して達成を目指し続けることが、御津電子の社員としてふさわしい行動規範です。
挑戦
常に社内外問わず相手の立場を尊重する事。想いや考えている事を最後まで聞きとどけ傾聴する事。伝えたい事や想いを理解する事。
その上で、真心を持って貢献する事が御津電子の社員としてふさわしい行動規範です。
協力
常に組織全体の方針の理解に努め、仲間や他者との関わりにおいて気持ちの良い発言や態度を取り、必要に応じてサポートやミスのカバーも組織のために行う事が、御津電子の社員としてふさわしい行動規範です。
スペシャリティ
常にあらゆる技術の探究や学習を行い、専門性を磨き続ける事。
また、その技術を活用してさらなる成果を生み出す事が、御津電子の社員としてふさわしい行動規範です。
人材育成方針
企業人としての正しいあり方を土台として、自らの専門領域においても高い知識と技術を持ち、ものづくりを通じて課題を解決するプロフェッショナルが、御津電子グループのあるべき人材です。
そういった人材を育成するために下記に注力します。
企業人としての在り方と技術を学ぶ機会を提供し、
正当に評価する
技術を学ぶ機会は当然として、企業人としての正しいマインドを学ぶ機会を提供します。
具体的には、研修に行く機会を会社として用意し、本人が希望する能力開発に関しても積極的に支援します。
人事制度と連動し、企業人としての在り方と技術を兼ね備えた人材に高い報酬とさらなる成⾧の機会を提供します。
性別や家柄、国籍といった本質的ではないもので差別することはありません。
経営者マインドの醸成
経営判断の場面を用意し、「もし自分が経営者だとしたらどうするだろうか」という問いかけを行い、経営者マインドをもつ人材を育成します。
経営者マインドをもつとは具体的には、正しい判断力、実行力、リーダーシップをもっているということです