最低賃金で労働者を採用しなければならない製造業にとって、採用は死活問題になっている。
なぜなら、AIやロボットは発達しているが、結局は人が作らなければならないという事実はあまり変わっていないからだ。
特に日本の製造業においては、多品種、小ロットが多く、自動化が非常に難しい。
結果として、労働力に頼らざるを得ない。そんな状況が続いている。
付加価値を最大に高めるために、加工費は極小化しなければならない。
そう考えると、人件費に回せる金額は決まっており、おのずと最低賃金付近での募集となる。
もしくは外国人労働者を入れる。これが製造業における縮図である。
このブログでは、ホームページのSEO対策を通じて、採用がうまくいっている企業の特徴を見つけ、具体的な手法について解説する。
ぜひ参考になればと思う。
目次
製造業特有の課題:採用
先ほども述べたように、製造業における採用は死活問題だ。
最低賃金に近いような価格で募集せざるを得ない、かつ製造原価を抑えるために、田舎に工場がある。
結果として採用に苦戦する。外国人労働者を雇う。
日本語はなかなか通じないし、3年後には帰国するリスクもある。
製造業の平均利益率は、約4%なので、採用にかけられるお金も限られている。
結果として、ハローワークだけでも採用活動となり、年数件の面接をこなす程度に陥っている。
1番良いのは、お金をかけずに自社の力だけで採用することだが、その手法についてもあまり知られていない。
製造業の特有の課題→https://mitsudenshi.co.jp/9752/
製造業の営業利益率→https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syokozi/result-2/
課題を解決する手法
結論から言おう。
ホームページを充実させ、SEO対策を施す。
これで採用の課題は解決される。
上の図を見てほしい。
これは御津電子株式会社窓工場の実際の面接件数だ。
人口約3.793万 (2017年3月1日)の都市で年間約100件、驚くべき面接件数が来ている。
この会社は何をしたのか。ホームページを充実させて、SEO対策をしている。
ホームページのSEO対策には、コンサルタント等が必要だが、その年間の経費は100万円以内である。
そう考えると、1件あたりの面接は約1万円となり、費用対効果が抜群だ。
次の所では、その具体的な方法について見ていこう。
具体的手法
ホームページに採用のページを設ける
その会社が抱えている理念、働いている人、社長の考え、写真など働き手が必要とする情報を余すことなく出している。
ここでポイントなのはデザインにこだわっていないということ。
デザインにこだわるとお金がかかりすぎる・
デザインにこだわるのではなく、働き手が必要とするであろう情報を出すこと、これをメインに考えている。
そして、もう一つのポイントがある。
自社の募集要項がIndeedに自動連携される仕組みを取っている。
ここはノウハウが必要になっているが、このIndeed自動連携が最も核となっている。
参考サイト→https://mitsudenshi.co.jp/recruit/
リクルートが無料で提供するエアワークへの掲載。
リクルートが提供しているエアワーク。
これは自社求人サイトを無料で作れるリクルートが提供している仕組みである。
ここのポイントはリクルートが長年培った採用に必要な情報を凝縮してあるということ。
そして募集がIndeedに自動連携されること。ここがポイントである。
参考サイト→https://mitsudenshi.jbplt.jp/
ハローワークに出す
ハローワークの求人広告、よく見ると、写真を載せたり、たくさん掲載できる。
インターネット上で、自社で設定ができるので、その設定を行えば見られやすい。
ハローワークで自社ページが出来ているので、そこを充実させる。
参考サイト→https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
SNSでの発信
SNSでの発信も重要である。
その会社の日常を出すことによって、SNSで採用活動も可能となる。
また、その会社の情報が実際に見られているかどうかもわかる。
そして、SNSは無料である。
X→https://twitter.com/mitsudenshi
インスタ→https://www.instagram.com/mitsudenshi_official/
FACEBOOK→https://www.facebook.com/mitsudenshi.co.jp
Youtube→https://www.youtube.com/@Mitsudenshi
まとめ
製造業においては、採用が非常に重要な問題である。
最低賃金での採用であっても、いかにして魅力的な会社であるかをアピールし、多くの人に応募してもらうことが重要である。
そのためには、ホームページのSEO対策、Indeed連携、エアワーク利用、ハローワーク活用、SNS発信などが効果的である。
ぜひ、このブログの内容を参考にして、効果的な採用戦略を立てていただきたい。
中小製造業の経営者でしか知りえないリアルな情報を発信
【主な経歴】リクルート出身。数々の個人賞を受賞し、GMを歴任
【御津電子での実績】苦しい工場経営を1年でV字回復。技術力と人材育成を通じて、日本を代表する企業を目指している
【講演実績】
おかやまテクノロジー展(OTEX)2022 『仲間と共に歩むV字回復ストーリー』
日本金型工業会 『WEBマーケティングの力で新規開拓 ~顧客開拓に成功した事例~』
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