日本 製造業購買担当者景気指数(PMI)
2023年5月のPMIは50.8ポイントと、前月の49.5ポイントから上昇しています
出典:インベスティングドットコム
日本 製造業購買担当者景気指数(PMI)は、製造業の購買担当者の景況感を確認できる指標。
50を超える測定値ならば、製造業の景況感の拡大を示し、50を割り込むと景況感の悪化を示している。
調査対象である購買担当者は一般的に自社業績のデータを早く入手できるため、景気動向を早く確認できるという意味でトレーダーはこの調査結果に注目している。
予想より高い数値は日本円の買い材料であるとされるが、予想より低い数値は日本円にとって売り材料であると解釈される。
製造工業生産予測指数
4月の生産計画では、前月比4.1%の上昇を見込んでいます。
この計画どおりに生産されれば、4月の鉱工業生産の実績は、3か月連続の上昇が見込まれます。
ただし、生産計画は、生産実績よりも上振れする傾向があります。
そこで、4月の生産計画について、生産実績との間で生じるズレを統計的に補正すると、4月の生産実績の見通しは、前月比1.8%の上昇見込みです。
なお、5月の生産計画については、4月の計画から2.0%の低下見込みです。
出典:経済産業省 製造工業生産予測指数
経済解析室では、毎月初旬に、主要製品の生産計画を調べています。
調査対象製品を製造する企業のうち、主要企業を対象に、その月と翌月の生産計画を調査しています。
製造業工業生産予測指数(2カ月の生産予測)
4月と5月の2か月の生産計画による業種ごとの生産予測の伸び率を通してみると、以下の図のようになります。
4月の生産計画では、全体11業種のうち、9業種が前月比上昇、2業種が前月比低下、5月の生産計画では、4業種が前月比低下、6業種が前月比上昇、1業種が前月比横ばいの計画となっています。
製造工業全体の生産は、4月は上昇、5月は低下する見込みであり、ならしてみれば、先行きの全体的な方向は回復基調と考えられます。
企業の生産活動マインド指標(DI)
2023年4月のDIは-8.3で、前月の-8.2から若干低下しています。この指標では、強気が22.8%、弱気が31.2%となっています
出典:経済産業省 製造工業生産予測指数
製造工業生産予測調査を用いて、企業が前月時点の生産計画から今月の生産計画を引き上げた場合を「強気」としてカウントし、逆に引き下げた場合を「弱気」としてカウントして、「強気」の割合から「弱気」の割合を差し引いたDIを試算しています。
なお、このDIは、景気循環と重ね合わせて見ると、トレンドが“-5”を下回ると景気後退局面にある可能性が高いという傾向がみられます。
一般職業紹介状況
令和5年3月の数値をみると、有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍となり、前月を0.02ポイント下回りました。
新規求人倍率(季節調整値)は2.29倍となり、前月を0.03ポイント下回りました。
正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍となり、前月と同水準となりました。
3月の有効求人(季節調整値)は前月に比べ1.5%減となり、有効求職者(同)は0.1%増となりました。
3月の新規求人(原数値)は前年同月と比較すると0.7%増となりました。
これを産業別にみると、生活関連サービス業,娯楽業(8.3%増)、宿泊業,飲食サービス業(5.9%増)、卸売業,小売業(3.1%増)などで増加となり、
製造業(8.0%減)、建設業(6.3%減)、運輸業,郵便業(1.1%減)などで減少となりました。
出典:厚生労働省 一般職業紹介状況
中小製造業の経営者でしか知りえないリアルな情報を発信
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【御津電子での実績】苦しい工場経営を1年でV字回復。技術力と人材育成を通じて、日本を代表する企業を目指している
【講演実績】
おかやまテクノロジー展(OTEX)2022 『仲間と共に歩むV字回復ストーリー』
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