【講演案内】人材こそ最大の資本!人的資本経営を幕張メッセで特別講演


2025年9月17日から19日の3日間、幕張メッセにて開催される「Factory Innovation Week 2025」。

製造業の未来を切り拓く最新の技術や経営の知見が一堂に会する日本最大級の展示会です。

その特別講演のひとつとして、弊社代表 人見雄一が「人的資本経営」をテーマに登壇することが決定いたしました。

タイトルは「人材こそ最大の資本!中小製造業の人的資本経営の成功事例」。

講演は初日の9月17日(水)10:30より、幕張メッセ ホール1~3にて行われます。

今回の講演は、その実践的なヒントと成功事例を直接学べる貴重な機会となり、人材不足や生産性向上に悩む製造業に携わる経営者や人事担当者、あるいは経営方針に携わる皆様にとって必聴の内容です。

大阪会場で好評を博した講演内容

Factory Innovation Week 2025

本講演は、今年5月にインテックス大阪で開催されたFactory Innovation Week 2025 関西会場でも披露されました。

当日は250席が用意されましたが、瞬く間に満席となる盛況ぶり。

講演終了後には名刺交換を希望する参加者が長蛇の列を作り、1時間を超える交流が続いた光景は、参加者の関心の高さを如実に物語っています。

参加者アンケートでも満足度が非常に高く、同種セミナーの約2倍という高評価。

「人的資本経営に挑戦する勇気をもらえた」「社員への向き合い方を根本から考え直したい」といった声が多く寄せられ、実務に直結する学びがあったとの評価が広がりました。

この大阪会場での盛況ぶりが示すように、人材を「資本」と捉える経営スタイルは、多くの中小製造業の関心を集めていることがわかります。

人材不足や事業承継、人材育成に悩む企業にとって、人的資本経営は未来を切り開く重要なカギなのです。

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【講演レポート】中小製造業の人的資本経営とは。Factory Innovation Week 2025で語った内|御津電子

人的資本経営とは何か

kskサイクル

人的資本経営とは、従業員を単なる労務コストとして見るのではなく、企業価値を生み出す最大の「資本」と捉え、その成長や活躍を経営戦略の中心に据える考え方です。

これまでの製造業では、生産設備や技術への投資が優先されがちでした。

しかし人材不足など変化の激しい現代においては、「機械や仕組み以上に『人』」、

また、「社員の能力と意欲をいかに引き出すか」が競争力を左右することが広く認識されつつあります。

大阪講演の中では、人的資本経営を実践するうえで特に重要な3つのポイントを強調しています。

・従業員の可能性を信じること

・一人ひとりの強みを最大限引き出すこと

・社員が本当にやりたい仕事に集中できる環境を整えること

この3つは一見シンプルですが、実際に現場で徹底するのは容易ではありません。

そこで上記3点を支える仕組み「KSK(傾聴・支援・改善)サイクル」を生み出しました。

上司が部下の声に耳を傾け、その挑戦を全力で支援し、共に振り返って改善を重ねる。

このサイクルを日常業務の中で回す仕組みとして定着させています。

この繰り返しが、社員一人ひとりの能力を最大限に伸ばし、組織全体の力へと結びついていきます。

シンプルながらも実効性が高い仕組みであり、御津電子の社内文化として根づいています。

人的資本経営の実績と成果

御津電子は岡山県・香川県を拠点とする中小製造業です。

かつては人材不足に悩み、求人を出しても月に1名程度しか応募がなく、現場は高齢化。

将来に不安が募っていました。

しかし、人的資本経営を本格的に導入したことで状況は大きく変わります。

社員一人ひとりの適性を見極め、希望に沿った配置を行い、学びの機会を積極的に提供するなど徹底し、社員を「人財」として大切に育成する仕組みを導入した結果、

応募者数は20名以上に急増。工場には若手人材が次々と集まり、活性化が進みました。

社員が主体的に働ける環境が整うにつれ、離職率も低下し、組織全体の士気が高まったのです。

また、社員のアイデアを尊重する文化が新規事業にもつながりました。

障がい者福祉や美容といった一見製造業とは無縁の分野で事業を立ち上げ、2件の異業種展開を成功させています。

こうした取り組みにより営業利益率は大幅に改善し、短期間でのV字回復を実現しました。

こうした成果は「人を信じて投資することが、結果として企業の利益と成長をもたらす」ことを証明しています。

・求人応募者数:1名/月 → 20名以上/月に激増

・営業利益率:大幅向上で業績V字回復

新規事業:障がい者福祉・美容分野で異業種事業を2件立ち上げ

製造業を取り巻く環境は厳しさを増しています。

人口減少による人材確保の難しさ、技術革新のスピード、国際競争の激化。

こうした課題に立ち向かうためには、技術的な解決策だけでは限界があり、人をどう活かすかが最大のテーマです。

人的資本経営はこの難題に対する最適解のひとつであり、単なる人事施策ではなく企業戦略そのものです。

大企業に比べリソースが限られる中小製造業こそ、人材を「資本」として最大限に活かす必要があります。

御津電子の実践例は、多くの経営者にとって「明日からできる具体的なアクション」を示すものとなるでしょう。

社員が成長し続ける企業は必ず強くなる。

これは御津電子の実体験から得た確信であり、私が全国に伝えたいメッセージでもあります。

Factory Innovation Week2025幕張講演へのご案内

幕張での講演では上記内容に加え、人的資本経営の導入プロセス、社内文化として根づかせる方法など、さらに具体的な事例や取り組みも紹介される予定です。

製造業の経営者や人事担当者にとって、この講演は単なる学びの場にとどまらず、未来の経営を考える出発点となるでしょう。

製造業の経営者や人事・人材開発ご担当者、組織活性化に関心のある皆様のご参加を心よりお待ちしております。

Factory Innovation Week 特別講演①

タイトル 人材こそ最大の資本!中小企業の人的資本経営の成功事例
登壇者 御津電子株式会社 代表取締役 人見雄一
日時 2025年9月17日(水)10:30~
会場 幕張メッセ ホール1~3<Factory Innovation Week>内
イベント詳細 https://www.fiweek.jp/autumn/ja-jp.html