勉強目的の為、アクセンチュア イノベーションハブ(東京)に行き、製造業におけるAI技術を学びました。
「製造業とAIの技術は、どうつながるのか?」「具体的にどんな技術なの?」「何が出来るかわらない…」そんな疑問を持っている方にお勧めです。
結論から申し上げますと、製造業の中小企業でも、人が出来る仕事は10年後に激減する。これか私が感じた率直な感想です。
私にとってAIは、身近なようで遠い存在でした。”10年後なくなる仕事”という記事を読んだり、”株が人気”だという情報を聞いたり。わかっているようでわかっていないのが、AIに対する私の知識でした。
今回の学びを通じて、AIがとても身近に、そしてビジネスチャンスを感じる存在になりました。人件費を下げる事が出来る、自社の技術を使ってメーカーになれる、使いこなす先駆け企業になる。そんな風に思えるようになりました。
出典元
名称:アクセンチュア イノベーションハブ
住所:港区三田一丁目4番1号 住友不動産麻布十番ビル 8F / 9F
概要:アクセンチュア・イノベーション・ハブ 東京では、AIに関する様々なデモをご覧いただけます。
出典:https://www.accenture.com/jp-ja/accenture-innovation-hub-tokyo
事例1 受発注管理システム
この写真は、実際の受発注管理システムです。従来の「お客様からの情報(注文書)」に加え「世の中にあふれた情報(SNS・ニュース・渋滞)からAIが受注を予測する」というシステムです。その見立て精度も高いようで、”変化対応力”という強みを見出してくれます。
事例2 遠隔地での熟練作業が可能に!
少子高齢化による人口の減少や、熟練工の技術継承は、どの会社にとっても死活問題になると思います。このスカウターみたいなものを使って、遠隔地で操作する人にリアルタイムで指示を出すことが可能になります。ビルの屋上、海外でのメンテナンス、危険な場所での作業。技術を持った人が、現場に行かずに指示が出来る画期的なシステムです。
事例3 オーダーメイド化粧品が、即日配達
鏡をのぞくと、のぞいた人の肌状態をスキャン。その情報が工場に伝達され、状態に合わせた成分を調合し、オーダーメイドの化粧品が完成。それをドローンで運ぶ。そんな事例の紹介をして頂きました。近い未来、そんなことが実現する。まさにドラえもんの世界です。
事例4 排尿のタイミングがわかる、介護機械
老人介護用に利用するこの機械。伝える事が困難になっている老人にこの装置をつける事で、その老人の排尿のタイミングがわかる。そんな装置でした。AIが人の役に立っている具体的な事例は、とても身近に感じました。
最後に
AI技術はもう目の前まで来ており、どう活用するか?これが企業に求められている事だろうと感じました。同時に、失った20年を日本が取り戻せる大きなチャンスがある、とも感じました。淘汰される側になるか、淘汰する側になるか。私たち企業は後者でありたいと心から思う、そんな時間を過ごさせて頂きました。